正確な経理処理
あなたの会社は本当に「正確な経理処理」をおこなっていますか?

非難されることを承知でいうならば、基本的に、零細企業・中小企業はきちんとした経理処理をおこなっていません。家計簿に毛の生えた程度の経理処理が、大半の中小企業の実情ではないでしょうか。

「うちはそんなことはない!きちんと月次試算表も年次決算書も作成しているしちゃんと申告もしている。当然、税務調査でも経理処理について重大な指摘を受けたこともない!」こうお考えの経営者も大勢おられるでしょう。
では、「正確な経理処理ができているか簡単にチェックをしてみましょう。
@売上げは、通常、請求書を基準に計上している。年度末だけ、税理士の指示に従って、帳端を計上(引渡基準で計上)ている

A原価は、仕入先や外注先への出金を基準に計上している。あるいは、仕入先や外注先からの請求書が届いた地点を基準に、帳簿や会計ソフトに計上している。@の売上げに対応して費用計上するのは、決算時のみである。棚卸しも決算時に実施するだけである。

B一般経費は、出金ベースで計上している。
いかがでしたか、ひとつでも当てはまる項目はありませんでしたか。

 「途中までしか採点されていないテスト成績」
 「前回テストの点数が加算されたテスト成績」

そんな通知簿に、あなたは価値を見出せますか。上記@ABのような経理処理をおこなっている場合、これと同じ事がいえるのです。
試算表、決算書はいわば会社の成績表、会計処理のル−ルにしたがって作成されてこそ、実態が把握できるというものです。

C売上げは、毎月引渡基準(実現主義)で計上する。

D原価は、Cの売上に対応した仕入れ・外注費を計上する。さらに、毎月月末には棚卸高を把握する。

E一般経費は、発生を基準に(金銭の支払ベースはない)費用計上する。
先人が「利は仕入れにあり」と述べています。少なくとも、C、Dは実施してください。粗利益(売上総利益)は会社の生命線だからです。
又、正確な経理処理は、後に述べる管理会計や経営計画作成に不可欠な礎になります。






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